水没復旧は時間との勝負!iPhone11 水没修理

こんにちは!武蔵小杉のiPhone修理専門店 スマホラボです!

本日はiPhone11の水没後に電源が張らなくなったiPhone11の修理依頼がありました!

タイトルにある通りiPhoneの水没修理は時間との勝負です。うっかり水没してしまったとき、どうするのが最善な方法なのか非正規修理歴7年、個人で5万台以上iPhone修理経験を経て、武蔵小杉のiPhone修理専門店スマホラボを開業したラボ蔵が解説していきましょう。

目次

水没したら最初にやること
・注意!水没復旧は100%の修理ではない
・iPhoneのお風呂・サウナへの持ち込みが絶対NGな理由

水没したら最初にやること

もしiPhoneを水没したらとにかく急いで、というか唯一やるべきことは「1分でも早く本体内部の水を抜く」ことです。水が入ったまま放置して本体基板が腐食してくると直るもの直りません。そして自分でできることはハッキリ言って何もありません。時間との勝負なのですぐに修理店に持ち込んでください。

そんなん言ったら元も子もないじゃないか!と思わないでください。

本気で、冗談も損得も抜きで言いますが、それしかやるべきことがないのです。

白くカビのように見えるのが基板に沸いた腐食。こうなると復旧率は下がっていきます

100%断言できますが、いろんなブログ、メディアで言及されている「乾燥剤に入れておく」「生米の中に入れておく」などはまったく意味がありません。

なぜならiPhoneは年々耐水性が上がっており、水が入りにくい構造になっているものの、逆に一度中に入ってしまえば抜けることも乾燥することも、ほとんどないからです。

乾燥剤にいれても、生米に入れても、ドライヤーで乾かしても上の写真のように中に入った水は乾燥しません。

そして時間の経過と共にどんどん腐食が進み、中のパーツを壊していってしまうのです。復旧率も時間が経つと下がっていきます。

なので一刻も早く修理店に持ち込んで水分から切り離してもらう必要があるという訳です。

水没修理は100%完璧な修理ではない

水没修理というのは「内部から水や腐食を取り除き、壊れて動かないパーツを交換する」という作業です。

=「今のところ大丈夫なパーツはそのまま」ということでもあります。

でも、よく考えてみてください。

水にぬれた電子部品が破損するリスクがあるのは当たり前のことですよね。

だから水没修理で復旧したとしても、交換しなかったパーツが後々不具合を起こす可能性があるわけです。

当然私たち修理屋はそうならないように洗浄に力を入れる訳ですが、あくまで応急処置であることは覚えておいてください。

場合によっては端末の復旧をあきらめ、中のデータが取れるような状態までしか修理をしない、なんてこともあります。

ちなみにこういった説明をきちんとしてくれるかどうかが、良い修理店の見分け方のひとつですね。

悪徳修理店にとって、あれもこれもと請求できる水没修理はぼったくりチャンスになっています。

iPhoneのお風呂・サウナへの持ち込み絶対NG

最後にiPhoneでやってはいけないお風呂や、サウナへの持ち込みについて解説します。

実はあらゆる修理店が声を大にして「iPhoneは防水じゃないぞ!」と叫んでいます。

あんなにアップルがCMでやってるのに、「嘘つくな!」と思いますか?

出典:Apple公式サイト https://www.apple.com/jp/

Apple公式サイトには防水とはひとことも書いてありませんね。ではIP68等級の耐水性能とは何か。

水にいれてもしばらく水圧に耐えられる性能です。

それって防水じゃん!? いいえ、違います。水圧はサポートしていても、より粒子の細かい「水蒸気」はどうでしょう?

そう、水蒸気はスピーカーの穴などからガンガンiPhoneの中に入っていってしまうのです

そしてイヤースピーカーやセンサー部分を壊し、リンゴループ状態になったり、画面がつかない・緑にフラッシュするなんて水没破損の原因になるという訳です。今まで何台そんなiPhoneを修理してきたことか…

そうとは知らずに毎日お風呂に持ち込んでいませんか?

修理屋から言わせると水の中に沈めるより、お風呂のヘリに置いておく方がよっぽどやばいことやってますよ。

今日から、お風呂に持ち込むのは絶対にやめましょう!

全てのiPhone修理屋からのお願いでした。現場からは以上です。

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この記事を書いた人

武蔵小杉のiPhone修理専門店スマホラボです。

iPhoneの故障・修理はもちろんのこと長年かかわってきた修理業界についても知識が豊富。なんでも答えます!

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